興味のあるものは博士レベルの知識!
他の人が難しいと感じることが、簡単にできる。
他の人とは違った角度で、物事を見ている貴重な存在。
いつも決まったパターンで行動することが安心。
食べ物のこだわりも、かなりのもの。
五感が鋭い!もしくは鈍い。
発想が素晴らしい!とよく言われる。
発達障害のある子供たちは、真面目すぎて苦しい。不真面目にみられて辛い。周りから少し変わっていると思われている場合があるかもしれません。どんなタイプのお子さんであっても、発達障害に起因するものは、本人の気持ちの持ちようでもなく、保護者の育て方によるものでもありません。だからこそ、子供たちが自分らしさを活かしながら、社会で生きていくために、特徴をふまえた工夫が必要です。
発達障害の特徴は、一人一人違います。発達障害のある人を知ることは、他の身近な誰かをも理解し、より円滑な人間関係を築くことにつながる、素敵な一歩です。そんな素敵なことを教えてくれるのが、発達障害のある子供たちです。
「レッド君!ダメって言ったでしょう!?」「ピンクちゃん、また忘れたの!?」
自閉症スペクトラム・発達障害のある子供は、名前を呼ばれると怒られる場合が多いのではないでしょうか?
発達の特徴から不器用さが見られたり、やってほしいことが上手く伝わらなかったりすると、本人はできないことが続いて自信を失ってしまいます。友達関係もすれ違い、誤解されることもあります。
周りの大人は子供のためと思い、さらに声がけを強くしていき、なかなか伝わらないもどかしさより、子育ての悪循環に陥ってしまうことがあります。
そんな日常から、抜け出しましょう。
今、子供が持っている力でできること(例えば小さい子供の場合、絵合わせやシール貼りなど)、体を動かす、生活スキルの習得など、無理なく楽しく!身につけていく様々な働きかけが、私たちの考える療育です。
その子の興味関心は最大の強み!好きな色、食べ物、キャラクターなどをはじめとし、iPadなどの機器も活用して、イラストや文字による表出を促したり、ひとこと日記をつけたりと、好きなもの、できそうなこと、やりたくなることを元に療育ブログラムを立てていきます。
おやつ・あそびの場面では、好きなものを選べる設定をし「自己選択、自己決定」できることを大切にしています。
否定されることなく、安心して活動に参加することで、“できた!”という達成感を味わい、“自分って結構いいかも!”という思いにつなげます。
「レッド君、上手にできたね!」
「さすが、ピンクちゃん、すてきだね。」と、プラスのフィードバックをたくさん積み重ねて、将来につなげましょう。
その人らしさを大切に、その人の自立に向けて、保護者の皆さんと考えていきます。